預金通帳でお金の習慣が分かる
預金通帳を見れば、その人が普段どんなお金の付き合い方をしてきたかが簡単に分かります。
預金通帳は、その人のお金の履歴書なのです。
個人・法人に限らず銀行にお金を借りに行く際には、メインバンクの預金通帳のコピーを求められる事があります。
今、いくら貯金があるかの残高証明書ではなく、過去数年間の入出金履歴が記載された預金通帳が大事なのです。
お金を貸す側の銀行側が知りたい事は、あなたの日頃のお金の習慣です。
どこの会社から定期的にいくら振り込まれ、そのお金を出金するタイミングおよび毎月の収支の増減が預金通帳から全て分かります。
預金通帳は、これまでの人生を総合評価すると言っても過言ではありません。
預金通帳は、あなたの信用が記載された人生の履歴書なのです。
いいえ
良い預金通帳と悪い預金通帳
次の2者の預金通帳を見て銀行員はどちらの人にお金を貸したいと思うでしょうか?
- 預金通帳A:大企業から毎月収入があり、毎月残高が貯まっている
- 預金通帳B:入金後にすぐ出金されて、長年残高が貯まっていない
上記の2者が銀行にお金を借りに来たら間違いなく預金通帳Aの人物です。
収入直後にすぐに出金して長年残高が貯まっていない預金通帳Bの人が凄く真面目そうだったとしても、預金通帳を見ればその人はお金に困っている事が分かります。
銀行も商売でお金を貸しています。
預金通帳というお金の履歴書が汚いと、いざお金に困った時にお金を貸す金融機関側はリスクと判断して断られる可能性もあります。
もし運良くお金を借りれたとしてもその貸し出し金利は高くなる事でしょう。
お金が無いという事は信用がないという事です。
信用が無い人には、高い金利をつけないと貸し出す側もリスクとなるのです。
その一方でキレイな預金通帳(履歴書)で貯金もある方には、銀行も安心してお金を貸します。
銀行の貸し出し金利も通常よりも特別に低くお金を貸してくれるかもしれません。
お金を借りる時の金利は、信用が高いほど低く有利になるのです。
お金を沢山持っている人ほど金利は低く有利となり、貧乏人ほど高い金利にで不利になるのです。
このルールは資本主義社会において非常に重要なポイントです。
格差社会にの原因もまさしくここにあります。
お金があるほど、苦労する事なく簡単にお金が手に入るようになります。
人生ゲームはイージモードとなり最終的には、何もしなくても使い切れないほどお金は入り続けるのです。
ゲームの世界では、レベルアップするほどに強いモンスターが出てきたりして飽きませんが現実世界はそうではありません。
資本主義社会というゲームルールを非常につまらなくしているクソな仕様設計と言えるでしょう。
しかし逆にゲーム初心者(貧乏人)も資本主義社会のルールをしっかりと覚えれば人生ゲームは攻略可能です。(お金持ちになれる)
貧乏人がお金持ちになるためには、最初にお金を貯めるまでが最も難しいと覚えておくといいでしょう。
人生ゲームは、お金が無い時にお金を貯めるまでの最初が最も難しいです!
この章のまとめ
- 預金通帳でお金の習慣が分かる
- 預金通帳は、あなたの信用が記載された人生の履歴書
- お金が無いという事は信用がないという事
- 信用がない人のお金は貸さない
- 信用のない人にお金を貸す時の金利は高くなる
- お金を沢山持っている人ほど金利は低く有利になる
- お金持ちがますますお金持ちになる
- 資本主義社会というゲームバランスをつまらなくしている
- お金が無い時にお金を貯めるまでの最初が最も難しい