お金は「物質」から「数値」に変化
お金の歴史は、石や貝殻からスタートし紙幣や硬貨の時代を経て、現在は、ただのネット上の「数値」に変化しつつあります。
今でも紙幣や硬貨の現金は、日常生活に必要ではありますが、それは私たち個人資産全体のほんの一部です。
一昔であれば、お金持ちはたくさんの紙幣や硬貨を現金で保有していました。
現金を金庫に入れてしまっておく必要があったために「金庫番」と呼ばれる職業も存在していたくらいです。
しかし現在は、銀行預金にしても、今では通帳もないネットバンキングが一般化しています。
買い物では、クレジットカードやSuiCaのような電子マネーが多く使われて、航空会社のマイルやTポイント、楽天ポイントなど、汎用性の広いポイントも今では十分にお金と言えます。
またビットコインのような「仮想通貨」と呼ばれるインターネット上の通貨も登場しています。
これからは、紙幣や硬貨を使わないキャッシュレスの時代となり現物は必要ありません。
現代社会におけるお金は「物質」からパソコンのブラウザ上に表示される単なるネット上の「数値」に変化しつつあります。
お金持ちになるには、数値のコントロールが必要
「お金」の形が「物質」から「数値」へと変わった今、個人がお金持ちになるために身につけるべきスキルも大きく変わっています。
手元にある物質の紙幣や硬貨を大切にするのではなく、お金持ちになるには、ネット上の数値増やすもはやゲーム感覚の方が重要になっているのです。
もし電子マネー・ポイント・仮想通貨は、お金ではないという考えで生活をしていると数値(お金の残高)を高める事は難しいと言えるでしょう。
クレジットカードを持っていると財布の紐が緩んでしまうなど、新しいお金の価値観を持っていないために起こる障害です。
お金を物質として考えるのではなく数値として考え、この数値の上限を上手くコントロールする必要があります。
資本主義社会とは、日々変動する数値の増減を上手くコントロールしつつ数値を増やしていくゲームなのです。
目の前にある1万円札と銀行預金通帳に書かれている数値10000は全く同じです。
しかしその実感が多くの人は持っていなかったり、手元の1万円札を大事にする傾向があります。
現金の1万円札を頑張って集めるのではなく、ネット上の数値を増やすゲームと考えて楽しみましょう。
この章のまとめ
- お金は現物からネット上の数値に変化した。
- 紙幣や硬貨を使わないキャッシュレスの時代。
- 電子マネー・ポイント・仮想通貨も「お金」。
- 資本主義社会とは、ネット上の数値(お金)を増やすゲーム。